便秘と吐き気にはとても深い関係があります。放っておくと良くない便秘のタイプなので、できるだけ改善に力を入れていきましょう。
最近便秘だなーと思っていたところで、急に吐き気を感じることがあります。仕事中やテレビを見ているときなど、まったく状況に関係なく突然吐き気を感じることもあるのです。
まず便秘による吐き気の原因を考えてみましょう。基本的に排便というのは必要なくなった食べ物のカスを出していく行為です。
人間は生きるためには絶対に食べる必要があり、逆に出す必要もあります。その出すというところが詰ってしまうと、生ゴミを抱えているようなものであり命にもかかわるのです。
そこからはガスも発生し、それらが吐き気の原因にもなっていきます。つまり便秘による吐き気の理由はいろいろあるのです。
ガスが発生して胃を押上げることが原因だったり、ガスの毒が吐き気を引き起こしたり、食べたものが腸が詰ってしまって下に流れず胃に止まってしまうなどが原因だったりします。
「吐き気=吐いて楽になりたい」と体が要求していると考えましょう。せっかく食べたものを吐きたいという体の要求が出ていること自体、重大危機だということなのです。
放っておくと最悪腸閉塞になることもあります。そしてとても怖いのは、自分がどれほど腸閉塞になりやすい状態になっているのか、現在の状態を知ることができないことなのです。
そのためにあまり我慢しすぎず、どうしても自分で改善できないときには医師への診察も必要になります。吐き気がひどいときには、もうその時期だと考えてもいいのではないでしょうか。
また応急処置として、吐き気があるときは無理に我慢しないで吐いてしまうようにしましょう。
もちろん他のことで吐き気と便秘が重なっていることもあります。例えば妊娠をしたときなどは、つわりの吐き気と妊娠初期による便秘ということもあります。
いろいろな可能性を自分の中で考えて、必要な時点で病院に行くようにしましょう。
ガスや吐き気の伴う便秘は要注意
便秘でもいろいろな症状があります。その中でもガスの異常発生と吐き気が伴う場合は、とても注意が必要です。
もちろんちょっと便秘してもガスが溜まることはありますが、吐き気が伴う場合はひどい便秘の可能性があり、いろいろな病気を引き起こすことがあると言われています。
まず長い期間腸内に便が止まってしまうと発酵が始まりガスが発生します。そのガスが出ているうちはいいのですが、あまり溜まり過ぎるとガスが出なくなるという症状も起こります。
そうなるとガスは行き場がなくなり上の方に上がっていき胃を押上げるのです。それによって胃痛や吐き気が起こることもあります。
また便秘がひどくなると、ガスの充満で胃の動きが悪くなります。それによって消化不良が起こり吐き気やガスが発生することもあります。
また胃から腸に流れなくしまうことからも同じような状態になることがあるので、このような症状になったときには一刻も早く、薬を使ってでも出すことを考えるようにしましょう。
溜まっている便の発酵によって発生するガスは悪臭があり有毒です。体にももちろん悪い影響を与えますが、体臭や口臭にも悪臭が出てくるようになります。
ガスが充満したときの体への影響には腹痛、腰痛を発症させます。また、めまいや頭痛、怠さなどにも影響してくるので注意しましょう。
特に便秘のときの腹痛や吐き気は腸が相当悪い状態である赤信号でもあるのです。放っておくと腸閉塞になる危険があるのです。
腸閉塞になると腸の痛みは吐き気も相当ひどくなり、まず病院に行くことをおすすめします。重度の腸閉塞になったときには救急車で搬送される状態になったり、死亡原因の危険もあります。
またガスが出たり、吐き気の起こるタイプの便秘のときに酸化マグネシウム系の便秘薬を飲むと、逆に悪化することがあります。
ガスや吐き気を伴う便秘用の便秘薬でなければ危険なのです。いつも常備している便秘薬に効果があるとは限りません。
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便秘による吐き気と食欲不振
便秘がひどくなると吐き気が伴うようになり、食欲不振になることもあります。
吐き気が食欲不振を招く場合と、腸内がいっぱいになって胃腸の動きも悪くなり、それによって食欲不振になることもあります。
どちらにしても同じ便秘ということが大きな要因になるわけです。このようなときに、無理に食べ物を食べると吐いてしまったり、腹痛が起こることもあります。
そこで、できるだけ吐き気がないときでも食欲不振が起こっているときには、早く便秘解消をする必要があります。
もちろん吐き気と食欲不振もひどくなると腸閉塞の症状ということもあるので、甘く考えることは危険です。
ある程度自分の体調にゆとりがあるうちに、しっかり便秘解消をするようにしましょう。
このようなときには食物線維でも芋やゴボウのように、不溶性のゴワゴワした食物線維のものは極力摂りすぎは危険です。
吐き気や食欲不振まで起こっている便秘になると、これらは逆効果を起こす可能性があります。
そこで、キノコや海藻、ぬるぬる野菜などの水溶性のファイバーをたっぷり摂るようにしましょう。
胃の中で水を吸ってぷるぷるになり、便を柔らかくしながらツルンと便と一緒に出ていきます。
数日間我慢して水溶性のファイバーの多いものを食べるようにすると改善していきます。
ただし、あまり便秘の酷いときには、キノコや海藻などがたっぷり入ったスープだけにするなど、食事は控えると効果が高くなります。
このような症状の便秘がしょっちゅう起こる人は、ちょっと便秘がひどくなると腸閉塞を起こしやすい体質とも考えられます。
現在の食生活、運動、睡眠など、生活も見直す必要があるかも知れません。そして早く吐き気や食欲不振の伴う便秘にならないような体質づくりが必要になるのではないでしょうか。
このような便秘になったときにはちょっと食事を抑えて、例えば水溶性ファイバーが豊富なりんごを中心にしてみるのもおすすめです。
ただし通常過度なダイエットでりんごだけを食べるなど、極端なことをすると逆に便秘に良いものであっても、腸の動きが鈍くなるので便秘になってしまいます。
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便秘による吐き気と頭痛について
便秘によっては吐き気がひどくなることがありますが、それに頭痛が伴うという場合もあります。
この他にもめまいや微熱などが伴うこともあります。これらの症状が2つ以上伴うと特に注意すべき状態になっていると考えるべきではないでしょうか。
もちろん便秘がひどくなると、これらの症状が伴うことはありますが、どれか一つならまだしも2以上の症状が起こっている場合は、このままにしておくと腸閉塞になるリスクが高いということが考えられます。
吐き気や頭痛、めまいなどは、溜まった便から出る毒素やガスの影響で起こることも十分考えられます。逆に言うと、そんな影響を与えるほど毒素が出るひどい状態にあるということになります。
微熱も便秘とは深い関係があるようです。便秘をすると不要な物が長く腸内に止まっているために、その中で菌が発生することがあります。その菌を殺菌するために熱を出すということもあるそうです。
そしてもう一つ、便秘が起こる原因には自律神経失調症ということもあるのです。
自律神経失調症の場合はストレスによる原因がほとんどで、その症状には便秘、吐き気、微熱、めまい、頭痛などがあります。
便秘はストレスからもくるといわれていますが、この自律神経失調症関係があると考えられます。
特にこの場合は疲れやすさを感じたり、無気力、ふらつきなどがあったりします。また食欲不振など心も体もどこかドンヨリしてしまっていることに気付くかも知れません。
そんなときにはとにかく身心の疲労とストレスを取ることを考えるようにしましょう。
自律神経失調症が原因の便秘にしても、しっかり植物繊維を十分摂る食事などをしていると改善も早くなります。また、自律神経失調症になる手前の注意信号だったりすることもあります。
これらの症状を伴う便秘になったときにはストレス解消のために、好きなことをしたりゆっくり休養をとったり、環境を変えて旅行に行くなども試してみてはいかがでしょう。
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