妊婦はどうしても便秘が多くなります。ホルモンの関係や赤ちゃんの圧迫など、便秘になりやすい環境となっている妊婦には、やっぱり便秘に効く食べ物を意識的に食べるようにしたいものです。
便秘は腸内にいらなくなったカスが溜まることであり、長く止まることで毒素が逆流して血液中に吸収されていきます。
つまり血液中に毒素が入ってしまうことで、ママにも赤ちゃんにも悪影響があるということなのです。特に妊娠中の妊婦の便秘は注意しなければなりません。
特に妊娠初期は黄体ホルモンが多くなり体に水分を溜め込もうとします。つまり水分が不足すると便からも水分吸収するようになり、便が硬くなって便秘が起こりやすくなります。
そこでまず水分を十分摂ることがとても大切になります。ただし妊婦の場合はカフェインが良くないので水や麦茶にしましょう。
また硬くなった便秘には水溶生植物繊維が効果的です。寒天やコンニャク、キノコに海藻、ぬるぬる野菜などがおすすめです。
硬い便と腸管の間をぬるぬる成分が通り抜けながら一緒に排出してくれます。またこの水溶性植物繊維が豊富でビタミン、ミネラルも豊富なバナナやプルーンがおすすめです。
特にプルーンは妊婦に欠乏しがちな鉄分も多く含まれているので、特に妊娠中、授乳中などにも摂取していたい食べ物です。
オリゴ糖も妊婦のための便秘に効く食べ物としておすすめしたいものの1つです。毎日牛乳などに入れて飲んでも気軽に摂取できます。
オリゴ糖は腸内の善玉菌の食べ物になるもので、善玉菌が元気に活発になり悪玉菌が減っていくという効果があります。
また善玉菌の1つにある乳酸菌はヨーグルトから簡単に摂取できますが、胃液に弱いのでしっかり食事をしたときの食後30分以上してから食べるようにします。
一番胃液が薄いときを狙って摂取しましょう。またハチミツもオリゴ糖を含んでいるので、ハチミツをいろいろなものに利用することもおすすめです。
ただし、最近はハチミツでもオリゴ糖でも質がピンキリとなっています。ある程度きちんとしたものを選ぶようにしましょう。
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子供の便秘に効く食べ物紹介
子供はおっぱいを飲んでいるときには、お母さんのおっぱいに十分な乳酸菌が含まれているので、ほとんど便秘は起こりません。
しかし離乳食が始ったときをスタートに腸内の乳酸菌はどんどん減る一方です。離乳食になったとたん便秘になったなんてこともあります。
子供はちょっと便秘しただけでも元気がなくなってしまうものです。そこで便秘の予防もとても大事になります。意識的に便秘に効く食べ物を与えてあげるようにしましょう。
まずご飯には麦を2~3割混ぜることをおすすめします。ビタミン類豊富で植物繊維も豊富です。もちろん玄米ご飯もときどき食べるといいのではないでしょうか。
納豆は発酵食品でもあり便秘解消におすすめの食べ物です。朝ご飯に納豆ご飯をおすすめします。他にもおやつを使って上手に便秘予防をしましょう。
バナナと牛乳とヨーグルトのジュースやヨーグルトに、細かく刻んだバナナを入れてオリゴ糖やハチミツを入れて味を調えましょう。
子供には特にオリゴ糖はとても効果があります。オリゴ糖やオリゴ糖を多く含むハチミツを甘み調整に使うようにするといいようです。
プルーンもフルーツの中で群を抜いて便秘解消効果があるので、ドライプルーンをおやつに食べさせるとかジュースにするのもいいのではないでしょうか。
きな粉も植物繊維が豊富で栄養も豊富なので、ハチミツにきな粉を混ぜてトーストに塗りましょう。きな粉トーストは朝にピッタリですが、おやつにもどうぞ。
またサツマイモを茹でて潰し、それにハチミツと少々の牛乳を入れてお団子にすると、スイートポテト風団子ができます。おやつにも喜んで食べてくれます。牛乳とピッタリの便秘予防のおやつです。
オクラはとても水溶性植物繊維が豊富で是非食べさせたいものです。子供にオクラなんてと思われがちですが、味にクセもなくきれいな星型が子供にも人気があります。
輪切りにしてめんつゆを少し垂らしてカツ節と一緒にどうぞ。水分は便秘解消にはとても重要なので、甘いものではなく水や麦茶などカフェインのないものを多めに飲ませるようにしましょう。
子供や妊婦の便秘にプルーン
特に妊婦や子供も便秘とは切っても切れない関係があるようです。子供の場合は、腸内環境がとても良い状態にあります。
特に幼児の場合は、腸内の善玉菌が90%以上の状態だとも言われています。しかしこれもどんどん年齢とともに減っていきます。
そして子供はちょっとしたことでもストレスとなってしまう場合もあり、便秘になることも多いようです。また腹筋が弱い子供は特に便秘がちとも言われています。
また妊娠すると生理前と同じように、ずっと女性ホルモンはプロゲステロンが優性になります。
プロゲステロンは水分を体内に取り込もうとする作用があるので、腸内が水分不足になり便秘が起こりやすくなります。妊娠中はその状態が出産まで続くので、便秘になる人はとても多いとのこと。
また妊娠後期になると赤ちゃんが大きくなり腸を抑え付けることから、腸のぜん動運動がしにくくなり便秘になることもあります。
他にもつわりなどで思ったように食物繊維の多い野菜が摂れなかったり、乳酸菌の豊富なヨーグルトなど食べたくないこともあります。このように食べ物によっても便秘が起こることもあるのです。
妊婦も子供のできれば下剤などを使わずに便秘解消したいものです。そこでプルーンがおすすめなのです。プルーンはとても甘いドライフルーツの1つで、子供も大好きです。
また成分として食物繊維がとても豊富であるということが一番の効果です。食物繊維の中でも水溶性の食物繊維が豊富なので、胃の中でゼリーのようになりその状態で腸を通過していきます。
ツルンとしている食物繊維は便と腸の間もスルッと通り抜け、便も一緒にツルンと排出してくれるのです。
そして妊娠には是非摂取したい葉酸や鉄分、ビタミンB群、Eなども含まれています。ただしビタミンAも含まれているので、1日2粒程度に抑えておきましょう。
ただしビタミンAといっても植物性のものはβカロテンなので、それほど心配はありませんが妊娠中は2粒程度がおすすめです。
このようにプルーンは、便秘を解消してくれる優秀なドライフルーツです。
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赤ちゃんの便秘に効く食べ物について
赤ちゃんが離乳食をスタートすると、まずゴックン期があります。なんでも少しずつそのままゴックンする時期です。
そして歯もだんだん生え、カミカミ期になります。今回は特にゴックン期の赤ちゃんの便秘に効く食べ物をご紹介したいと思います。
◇ゴックン期の便秘に効く食べ物
*プレーンヨーグルトはフルーツをつぶしたものに少しプラスして食べさせて上げましょう。最初はティースプーン1杯からスタートです。
*プレーンのコーンフレークをミルクと一緒に軽く煮て食べさせます。
*オートミールも植物繊維豊富なので、同じようにミルクで煮て与えましょう。
*じゃがいもやサツマイモはご飯代わりにもなり、最初は茹でてつぶしたものに少しミルクで緩めたものがおすすめです。
*バナナは便秘解消効果も高く、栄養価も高いのでつぶして食べさせて上げます。
*人参はビタミン補給にもあるので茹でてつぶして食べさせましょう。
*かぼちゃも栄養豊富でとろみもあって食べやすく、植物繊維もあるのでおすすめです。
*玉ねぎはオリゴ糖も豊富なのでしっかり茹でてつぶしてスープなどで食べさせましょう。
*りんごも便秘や下痢におすすめです。すり下ろして絞ったジュースは下痢のとき、便秘のときにはすりおろしを食べさせるようにしましょう。
*オリゴ糖を適量食べ物に混ぜて食べさせて上げると腸内環境が良くなります。
◇逆に注意したいもの
*牛乳はゴックン期には調理に少し使う程度にしましょう。
*そば類はアレルギーの可能性もあるのでカミカミ期から少しずつにしましょう。
*芋類はおすすめですが、山芋、サトイモは口の回りがかぶれるのでまだストップです。
*みそ汁もちょっとだけ味を付ける程度にし、添加物に注意しましょう。
*ハチミツはオリゴ糖が入っているので幼児にはおすすめですが、赤ちゃんにはポツリヌス菌中毒の可能性があるのでNGです。
*乳酸飲料は便秘にはいいようですが、甘すぎるのでせいぜいティースプーン半分程度で、あまりおすすめできません。
*市販のフルーツ100%ジュースは水で半分に割ることと、甘さが多いのであまりおすすめできません。
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